先日、妻が夕食にパスタを茹でてくれていた。妻はじっと湯立つ鍋を見つめながら、何かを考えている様子であった。私がその姿を横から見ていると、妻がおもむろに動いた。パック入りの市販のパスタソースを掴み、そのままパスタが茹でられている鍋の中に放り込んだのだ。
 私「!?」
 妻「!!?」
 2人「……」
 パスタとソースを同じ鍋で一度に茹でてしまう”その方法”については、もちろん私も考え付いたことがある。むしろパスタをゆでる時には毎回”その方法”が頭をよぎるくらいだ。これまで私は”その方法”を使ってしまおうとする欲求に耐えてきていた。何となく何かに負けた気がして、今まで律義に別々の鍋で湯を沸かし、ソースを温めてきた。しかし、今、妻はその壁を容易く破った!
 妻「けっこうやるよ」
 カッコイイと思った。常識に縛られていた自分の器の小ささを恥じた。褒められたやり方でないのは分かっている。だがそんなことは関係ない。妻が、私の代わりに私の抱えていた壁をぶち破ってくれたのだ。その出来事に感動を覚えた夕べであった。

太田でした。

 

  • カテゴリ:Do日記
  • 2018年03月09日
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